2008年音楽総評
トップのタイトルイメージを一新しました。
今年寒中見舞いのために作ったものが
我ながら素晴らしい出来になったので、それを流用です。
新春第一稿は、2008年に聴いたアルバムで良かったものを
取り上げたいと思います。
自分が関わったアルバムは含めないようにしました。
※「Third / Portishead」を追加しました。なんで忘れていたんだ!(1月26日付)
2008年はいわゆるジプシー音楽から派生したものにたくさんふれた年でした。
彼らは個々が音楽に人生そのものを感じます。それはブルースやカントリーの
黎明期と同じ勢いなのではないでしょうか。
また日本ではパスカルズや、トウヤマタケオ、
Beirutの周辺ではThe Arcade Fire、Owen Palett、Sufjan Stevens、
Polyphonic Spree等、
とどのつまり大編成バンドならではのパワーなのでしょうか。
みんなで一つの音楽を作る幸福をストレートに感じます。
どこに行っても音楽さえ奏でれば、全てむくわれる。
そんな気にさせられました。
このぐらい奔放に肩肘張らず作れるようになれたらなあ。
彼は役者としての活動がメインだからなのかもしれませんが、
趣味として、アマチュア精神が抜けない範囲で僕も活動したいものです。
北海道という土地は、開拓の歴史がこれからも綴られてゆくのでしょう。
移住した人間はその土地からくるインスピレーションを
強く感じとる作用があるのだと思います。
その土地にしかない民俗的な良いものを、それまで培ってきたグローバルな
目線で外の人間に伝えたり、進化していったりする。
あらひろこさんのことは、あまり詳しくは知らなくて、
元々北海道の方なのかそうでないのか無知の状態ですが、
とにかく、これを聴きながらそんなことを考えていました。
彼女について、僕は偶然知ることができました。
たまたま原田知世さんのMySpaceをのぞいて、ちょうどコメントに
載っていたのが彼女で、何の気なしにリンクしていた彼女のページを
のぞいたのです。
そこで聴いた「Night Flower」の印象は今も変わっていません。
名曲に説明はいらないと思います。
ただ、カンテレという個性的な楽器を使うあたりは、
北の土地である北海道の特有性を物語っているように思います。
新しいロックの波を感じました。
あとその声質から映画「KIDS」(ハーモニー・コリン脚本の方)を
思い起こさせられて、
ちょい懐。
僕にとって、オシャレでキュートな音楽です。
Live At Blues Alley / Eva Cassidy
坂本美雨「Zoy」制作で「Fields of Gold」をアレンジしていた時に
聴いていました。
このアレンジには脱帽です。もちろん、涙の一つや二つもこぼれました。
その所為で美雨ちゃんのは、全く違う方向にしたといっても
過言ではありません。
エヴァ・キャシディはすでに他界しています。
96年1月にこのライブをやって、同年11月に悪性黒色腫で亡くなったそうです。
詳しくはこちらが一番適切に人物像がわかる素晴らしいページだと思います。
そして、こちらはアイス・スケートのミシェル・クワンが選曲したときのもの。
Rykestrasse 68 / Hanne Hukkelberg
YouTubeや彼女のMySpaceでライブをみたら、
JAGA JAZZISTでチューバをあやつるLine Horntvethが参加していました。
良いコミュニティを感じます。
Massive Attackより、僕はPortishead派でした。
10年ぶりの新作はまったく色褪せていなくて、
さらに研ぎ澄まされた異常な空気を吐いています。
いつまでも憧れの人たちです。
Armchair Apocrypha / Andrew Bird
久しぶりにジャケ買いをしてしまいました。
The Creek Drank The Cradle / Iron & Wine
The Shepherd's Dog / Iron & Wine
両方とも車で、なんだかよく聴いてました。
二つのアルバムを通してみると、ミキシングの傾向が両極端です。
僕は前のアルバムの方が好きだなあ。
身も蓋もない話ですが、
アルバムより、やっぱりライブが好きです。
アルバムが良くないわけではなく。
Surf Boundaries / Christopher Willits
坂本龍一さんとコラボレーションをしていることで彼の存在を知ったのですが、
このアルバムはちょっと前のアルバムで、
ミックス・マスタリングに関してもの申したい部分が多分にあるものの、
最終的には名盤だと思わせられました。
Music From The Magic Shop / おおはた雄一
ちょっと意外な展開でした。
おくびれずに新しいものに向き合う姿勢は
とても好印象でした。
もっともっと関わっていきたいです。この人に。
一曲目の最初のギターカッテッィングにやられて、
そのまま一気にアルバム全部聴いてしまいます。
益子さんの車で聴いたこのアルバムは、
僕の知らない世界へどんどん旅していきます。
色彩の濃い、夢の中のジャングルのような。
For Emma, Forever Ago / Bon Iver
この手の天才は、どんどん出てきますね。
大好きな声質です。
これもよく聴いたなあ。
Bloc Partyの新譜がどうも不振だったのですが、
このアルバムは結構よく聴いていました。
日本のtoeとかSpecial Othersにも通じるかっこよさだと思います。
Ma Fleur / The Cinematic Orchestra
以前にも記しましたが、
これのライブのDVDあったら絶対買います。
「Live at the Royal Albert Hall」のDVDとか
どうしてないのかなあ。
美雨ちゃんから教えてもらって、うん確かにかっこいいかも。
というぐらいにしか思っていなかったのですが、
彼らが本当に日本のポップスが好きということで、
SMAP×SMAPに出演した時のSMAPとのコラボレーションを見たら
彼らの大きさを感じずにはいられませんでした。
一言でいうと、「開眼」です。
Just A Souvenir / Squarepusher
どこまで行くのでしょうか。
この誰にも理解できない程のハイファイさと、
誰にも負けないダサさ。
いやあ、かっこよすぎ。
デビュー・アルバムらしいのですが、とてもそうとは思えません。
ボーナスディスクの「Straight Lines」は単体だと7インチアナログでしか
手に入らないようですが、こっちは特に全曲名曲だと思う。
今もまだまだヘヴィ・ローテーションです。
この人のアルバムは、今までなんとなく
できるだけ聴かないようにしていたのですが、
今回のアルバムは、聴いてしまいました。
ものすごい魔力です。ベスト10に入ります。
作り始めてた頃から、遠くから傍観していても、
きっといいアルバムになるんだろうなと薄々思ってました。
「charm point」がとにかく素晴らしいのですが、
アルバム全体を通して、肩の力の抜け方が痛快です。
くやしいけど名盤です。
Dandelion Gum / Black Moth Super Rainbow
ちょっと流行に乗り遅れましたが、
シンセサイザーの魅力が詰まってますね。
There's Me And There's You / The Matthew Herbert Big Band
すごすぎ。
特になにがすごい、っていうわけでも無いんですが、
こういうのがなぜかヘヴィ・ローテーションになってしまうんです。
Everything That Happens Will Happen Today / Brian Eno & David Byrne
まさかこの方たちが今頃アルバムを出すとは思いも寄りませんでした。
まだあんまりちゃんと聴いてないんですが、とりあえず。
The Essential Pete Seeger / Pete Seeger
潮音ちゃんが弾き語りで「Turn Turn Turn」を歌った時に
ギター桜井さんが、ステージ袖で泣きそうになっていたのが
強く印象に残っていて、買ってみた次第です。
買ってよかった。幸せが詰まってます。
それではみなさま、本年もどうぞよろしくお願いします。
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コメント
徳澤さんの音楽と出会ってから、ずっとチェロが気になっていました。
思い切って今年から習い始めてみようと思います。
これからも応援してます。
投稿: 1.3. | 2009年1月14日 (水) 午後 11時25分
いや〜恐れ入った。
ごめん、人のブログに誰一人興味はなかったんだけどさ.....
でも、普段さぜんぜん情報交換なんてないでしょ?
どんだけこれらアルバムかぶってるのと思わされた。もちろん、それぞれのコメントはぜんぜん違う角度で聴いてるけどねw いやでもそういう違った角度でも聴かれる音楽というのは一生楽しめるね。
......てか、名前決まった?
探せば分かるかなーとか思っちゃたから調べれば
ここに行き着いてしまったわけで....
....ま、がんばろね。
ひとまず明日連絡するのでよろしくです。
失礼!
--
ご
投稿: ごん | 2009年2月 2日 (月) 午前 02時26分