愛すべき事態
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演劇ぶっく6月号が届いた。
自分単独のインタビュー記事は初めてでした。
写真が、うまいこと寝癖をカバーしたアングルになっていて感動。
小林さんの記事が僕をたくさんリスペクトしてくれいて感動。
普段お兄ちゃん気質なのに、第三者として評価してくれると
犬のようについて行きたい気持ちになります。
2部きたので、もう1部は母にあげようと思います。
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昨日昼間は中孝介さんのサポートでJ-WAVE主催の生放送ライブで
六本木ヒルズアリーナだった。
ピアノとチェロだけというシンプルな編成でソフトなライブだったのに、
胡錦濤国家主席が来日中ということで、この周辺は右翼と警察が
右往左往していてものものしい雰囲気、且つ右翼のメガホンのけたたましい声で
少し危ういライブになってしまっていた。
アリーナはしかも風が強くて、個人的にも色々と反省すべき点が残った。
夜、これまでうまくみにいけなかった
ミシェル・ンデゲオチェロのライブに初めていった。
東京ミッドタウンにあるビルボードライブはブルーノートと
同じスタイルのライブハウスで、富裕層をねらったつくりになっている。
ステージ後ろが一面ガラス張りで東京の夜景(多分、赤坂方面)が一望できる。
「Tokyo」の夜景。
どうせならと、お金持ちをきどって「デラックス」の名がつく
見晴らしのいいカウンターの席をとった。
早めに入って夜景をゆったり堪能しつつ
食事はコース、お酒はバスペールエールを。
ちょっとやりすぎたかな。まあ恥ずかしいぐらいが楽しいもんだ。
メインの真鯛を食べて、デザートのお皿がきたところで
一面ガラス張りに黒幕がひかれて、ステージがはじまる。
のっけから昨年のアルバム最初の曲「The Sloganeer: Paradise」で
腰がくだける。かっこよすぎて涙が出そうになった。
ニュー・ファンクをベースにジャズ、D&B、ロックンロール、AOR、
カントリー、ヘヴィーメタル、パンク、
いろんなグルーヴを縦横無尽にプログレ的に、ころころと変化させてゆく。
…良いところもあり、ちょっとダサくも感じてしまう。
それは音場の所為もあった。特に低音がまわっていて、しまりがなく
聞こえづらい。パワー・迫力がかけてしまっていた。
今回のドラマーは筋肉むきむきで片手でハイハットの高速16を
いとも簡単に連打する。ちょっと強すぎて、その所為もあって
ベースがとても聞こえにくかった。
ベースがメインの音楽のくせに。
もう少し大きいステージじゃないと
バンドのバランスがとれないのかもしれない。
キーボードとギターは空間系プレイに徹していて
とにかく音色のセンスがよくて、歪みもすごく気持ちがよかった。
ただ今回のバンドは、もう一人キーボードかギターがほしい場面もあった。
でも、これもやっぱり音場の所為かな。
ベースをサポートするマーク・ケリーは本当にかっこよかった。
ここぞというところで2ステップでたゆたいながらめちゃくちゃに
ふりまわしながら弾く姿は、こちらがおもわずふいてしまう程。
けれど、しっかりと良い音がきこえてくる。
ミシェルがベースをとった時のやりとりも、とてもスムーズだった。
ベース二人はチューナーを使わずにチューニングしていた。
そうだ、耳があればチューナーなんていらないんだ、と納得。
最低音Eの音は特にちゃんと音を出してギターも含めて音程を合わせていた。
随分デリケートだ。
まあ、そういう時もある、という具合なのかな。
僕も身に覚えがある。気になる時はとことん気にした方がおもしろい。
ミシェルはベースのほかに今回はギターも弾いていた。
ただし接続のトラブルで、弾こうとしていたギターをやめる場面がちらほら。
音楽的にヘヴィな曲が多かったので、ギターを弾くのは必然的だったと思う。
歌はというと、とにかく安定してる。この人はもしかして、
調子が悪い時って無いのかもしれない、と思わせる。
セクシーな良い声。
そしてこれ以上ないファンキーなベース。
セットリスト最後の曲の途中で
黒幕をとって、夜景を一望しながら演奏を聞くという
素敵な演出もあった。
アンコールは一曲。前述のとおり、マーク・ケリーがノリノリだった。
色々不満は残ったけど、
…こうして書き並べて読み直すと不満だらけだけど笑
とにかくプレイヤー各々が素晴らしかったので
なにより、そこにミシェルがいる、というだけで
幸せな一夜だった。
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二週間程前に京都へ遊びにいった。
京都駅に着くと、さらに一週間前から滞在していた
隆太郎くんがお出迎え。
友人のタクヤさんに自転車をお借りして、二人で京都を散策に出る。
高台寺。
大事に育てられた苔。
磨き込まれた枝木
ザッツ京都 だ。
奥に入ってゆくと、ねねの墓がある。
さらにのぼると傘亭・時雨亭に行きつく。
傘亭・時雨亭に通じる道は壮麗な竹林があり、道もたくさん分かれていた。
隠居生活を送るために、至るところに飽きのこない工夫を感じる。
高台寺入り口からは京都駅の近くが一望できる。
オオヤコーヒーにて。
部屋に入ると、豆の香ばしい匂いが充満していた。
奥にはタクヤさんの自転車屋がある。タクヤさんは不在だった。
オオヤさんらと、話がはずむ。
おいしいコーヒーと、焙煎の単調な音の繰り返しと
居心地がよくて、あっという間に時間が過ぎてゆく。
二日目、仁和寺。
仁和寺はおそらく高校の頃に祖父と二人で旅して以来だった。
今回の旅ではなんだか、だだっぴろい境内に行きたい気分だった。
そうだ、ここに来たかったんだ。
願いがかなって満足する。
仁和寺の門を早足で出て、上七軒に向かう。
妻が手伝う「北野をどり」を観劇。
これが今回の旅行のメインでした。
言ってみれば、芸者さんの発表会のような催しものなんですが、
舞踊やお芝居をあまりみたことのない僕のような素人客でも
充分楽しめた。
3日目、最後に東福寺へ。
東福寺には何度も来ている。
毎回なぜかわからないけど、ものすごく親近感をおぼえるお寺だ。
今回も、やっぱりどうしても行きたくなって、
帰る時間をずらして、来てしまった。
特にこの方丈北庭は、小田原にある祖母の建てた家に
とても似た質感があるようだ。
このあと、東庭で20〜30分ぼんやりする。
方丈を出ると、隆太郎くんが到着していて、
こちらものんびり腰掛けていた。
二人で通天橋へ。
奥にある開山堂は、なぜか中国のようなバンコクのような雰囲気。
片側が市松模様の石庭で
もう片側はこんもりと小山になっていて、草木が生い茂っている。
とてもアンバランスだ。
東福寺はこんなアシンメトリックなものばかり。
隆太郎くんが「枯山水」と言うと、なんだか「カレサンスイ」と
サンスクリットか、フランスの方か、とにかく異国の言葉に聞こえる。
なんでだ。
どうやらこの開山堂が、今回の最終地点だった。
東福寺駅近くの定食屋さんに入ったあと、隆太郎くんと別れて
東京へ。
こんなに、なにも考えずに
休暇らしく京都を過ごせたのは、隆太郎くんのおかげだ。
ありがとう。
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